ゆうちょ銀行(郵便局)でお金を借りる方法~金利や条件など知っておいて損は無し!

かつては公営サービスであった郵便事業は、民営化されたことにより、様々なサービスが登場していますが、郵便の金融機関ともいうべきゆうちょ銀行ではお金を借りることができます。しかし、他の金融機関と比べると少々「癖」があるので、ゆうちょ銀行でお金を借りたい人は、いくつか覚えておかなければならないことがあります。

【この記事でわかること】
・ゆうちょ銀行には実はいろんなサービスがある
・ゆうちょ銀行でお金を借りる時には審査がいらない
・ゆうちょ銀行は「借入」ではなく「融資」になる

ゆうちょ銀行でお金を借りる方法

ゆうちょ銀行は2007年に郵政民営化され、銀行や他の金融機関同様、一応は「民間サービス」ではあるものの、どこか公的な雰囲気を残しているのも事実です。
そのため、融資に関しても他の金融機関のようにキャッシングやカードローンに申し込んでサービスを利用するのではなく、少し異なる方法によって融資を受けることが可能ですが、用意されているいずれの貸付サービスの利用も担保が必要になります。
ゆうちょ銀行で用意されている3種類の貸付を紹介しますが、どれも担保が必要になる点は覚えておきましょう。

財産形成貯金担保貸付け

財形定額貯金、財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金を担保に貸付が可能な制度です。
最大で300万円、貸付日から2年間の貸付期間となっています。
返済方法は期間内に貸付金額と利息分の合計を窓口にて返済。返済回数は1回から4回まで好きなものを選べます。
後述する手法に関してはATMでの貸付も可能なのですが、財産形成貯金担保貸付のみ窓口でのみの受付となっている点や、貸付期間内に担保が満期を迎える場合には満期までの返済となる点は気を付けましょう。

貯金担保自動貸付け

担保定額貯金、担保定期貯金を担保として貸付が行える制度です。
預入金額の90%以内、上限300万円まで貸付を行ってもらえます。通常貯金の残高よりも多く借りた場合、総合口座の残高に「マイナス」として表示されてしまいます。
貸付期間は2年、貸付金額と利息分をゆうちょ通常貯金に入れることで自動で返済となる点、貸付期間内であれば何度でも借り入れが可能な点など、使い勝手は悪くはありません。

国債等担保自動貸付け

国債を担保に貸付を行ってもらえるのですが、注意点としては「ゆうちょ銀行・郵便局で購入した国債」である点です。
国債は他の金融機関でも購入できるのですが、国債等担保自動貸付制度を利用する場合には、ゆうちょ銀行・郵便局で購入した国際のみが担保になります。貸付限度額が保有国債の80%、上限200万円となっていますので、例えば500万円国債を持っているとしても、郵便局やゆうちょ銀行で購入した国債が100万円の場合、100万円の上限80%、つまりは80%までの貸付となります。
借入回数に制限がない点や、貸付金額と利息分を通常貯金に預入することで自動的に返済となる点は貯金担保自動貸付と同じなのですが、貸付期間が1年間である点は注意しましょう。

ゆうちょ銀行でお金を借りる際のポイント

ゆうちょ銀行でお金を借りることができると分かっていただけたかと思いますが、実際にお金を借りる際のポイントについてチェックしてみました。

担保がなければお金を借りることができない

大前提となりますが、それぞれ担保が必要です。
「担保」と聞くと大げさに感じてしまうことでしょう。しかし、ゆうちょ銀行でお金を借りる場合の担保は「口座」「国債」といったものです。不動産等、自分の財産を担保にするのではなく、開設している口座等になります。
どれだけ金融資産等を保有し、経済力に自信を持っているとしても、先に紹介した口座や国債を保有していない場合、ゆうちょ銀行からの貸付を利用することはできません。

他の金融機関と比べて金利が低い傾向にある

審査が必要なほかの金融機関と異なり、ゆうちょ銀行が用意している上記の貸付方法に関しては金利が低い点が特徴です。

担保定額貯金…返済時約定金利+0.25%
担保定期貯金…預入時約定金利+0.5%
国債等担保自動貸付…定期貯金約定利率+1.70%
財産形成貯金担保貸付…返済時の約定利率+0.25%

ちなみにゆうちょ銀行の約定利率は例えば財産形成貯金の場合、2019年12月の時点で5年もので0.010%です。ここに、0.25%加算することになるので、利息は0.26%になります。
法定金利ギリギリの18%が多いカードローンやキャッシングよりも断然金利が低いことが分かるのではないでしょうか。

来店が必要になる

ある意味ではこの点が最も高いハードルかもしれません。
なぜなら、ゆうちょ銀行の窓口は平日の9:00~16:00で、かつ土日祝日は営業していません。
平日9:00から16:00の間に窓口にて申し込みを行わなければなりません。
近年、他の金融機関のカードローン、キャッシング等であればネットからの申し込みが可能で、かつ来店不要のものも珍しくありません。
24時間受付は当然として、免許証等をアプリで送信することで来店不要で審査が行える所も登場しています。それらと比べると、必ず窓口まで足を運ばなければならない点は注意が必要であると共に、平日の9:00から16:00にゆうちょ銀行の窓口まで足を運ぶことが難しい人は、事実上、先に紹介した貸付サービスを利用することができません。

方法によってはATMでの借入・返済ができない

先に紹介した中で、財産形成貯金担保貸付はATMでの借入や返済ができません。貸付にせよ返済にせよ窓口にて行うことになりますので、こちらもまた、ゆうちょ銀行の窓口営業時間内に窓口まで直接足を運ぶことができない人は、事実上利用ができません。
国債等担保自動貸付、貯金担保貸付の場合、受付の時のみ窓口に足を運ぶだけで、貸付や返済はATMで行えますので、「一度だけ」足を運べばよいのですが、財産形成貯金担保貸付の場合、常に窓口に足を運ばなければなりません。

職業別!ゆうちょ銀行でお金を借りることができるのか

先に紹介した方法は、ゆうちょ銀行の特定サービスを担保にするもので、担保さえあれば審査がありません。その点では、既にそれらを利用している人にとってはハードルの低い方法なのですが、職業別に現実的な視点からお金を借りることができるのかや、注意点等についても検証してみました。

サラリーマン

サラリーマンにとって一番のネックは申し込みの際、営業時間に窓口に足を運ぶことです。
平日の9:00から16:00に受付を行わなければなりません。
金利が低いのは分かっていても、それでも他の金融機関でお金を借りている人が多いのは金利云々ではなく、平日の9:00から16:00までの間にゆうちょ銀行の窓口に足を運ぶことが難しいからでしょう。
休憩時間に足を運ぶか、あるいは窓口に足を運ぶために休暇を取る必要があります。

主婦

主婦であっても郵貯での融資は可能です。
但し、現実的に主婦が先に挙げた貯金担保貸付や国債等担保自動貸付を申し込んでいるのかという前提条件に対しての疑問符挙げられます。
金融情勢に対して敏感になり、ゆうちょ銀行でそれらのサービスを利用している主婦がいても不思議ではありませんが、ゆうちょ銀行のこれらのサービスは、「お金を借りたいために口座を開設する」ではなく、口座を開設している人が利用できるサービスの一環になりますので、縁のない主婦も多いことでしょう。

学生

学生も担保さえあればお金を借りることが可能ではありますが、主婦同様そこまで馴染みのあるものではないことが予想されます。
特にまだまだ将来のことに関しては、学生にとっては就職が一番大きなテーマです。そのため、資産形成までは考えていない学生も多いことでしょう。経済力がまだまだ身についていない以上、資産形成の方法に対して無頓着である点は仕方ないのですが、それでも口座を開設しているなどすれば、学生ではあってもお金を借りることができます。

フリーランス・自営業者

現実的に、一番恩恵を受けやすいのがフリーランスや自営業者であることが予想されます。
その理由として、フリーランスや自営業者にとっては将来の資産形成はサラリーマン以上に真剣に考えなければならない部分です。サラリーマンとは異なり、厚生年金がない自営業者やフリーランスの人々は、資産形成は急務です。
その一環として担保に設定されている財産形成貯金や国債を購入している人もいることでしょう。さらに、自営業者やフリーランスの場合、ゆうちょ銀行の窓口営業時間である平日の9:00から16:00に店頭まで足を運ぶことも可能なのではないでしょうか。
むしろお金を借りれると知らずに、既に財産形成貯金等を行っているケースもあるかと思いますので、比較的恩恵を受けやすいステータスと言えるでしょう。

まとめ

ゆうちょ銀行の融資・貸付について調べてみました。
民営化されているとはいえ、まだまだ公的な雰囲気を色濃く残している郵便局とあって、お金の借り方に関しても民間の金融機関とは異なるものです。
しかし、審査等が必要なものではないだけに、既に条件を満たしているのであれば、窓口まで足を運んで申し込んでみるのも良いでしょう。

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